第31話:クリシュナの降誕(7):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
デーヴァキーは、
生まれたばかりのクリシュナに
語り続けます。
「何百万年後の宇宙破壊の時に、
現れているものも、
現れていないものもすべて、
時の力によって破壊され、
5大要素は、
細妙な実体(アディブータ、あるいはアハンカーラ)の中に入り、
細妙な実体は、
未顕現の実態(マハト・タットヴァ)
の中に入ります。
その時、あなただけが存在します。
あなたは、
アナンタ・シェーシャ・ナーガ
と知られています。
物質エネルギーの創始者と、
この素晴らしい創造は、
強力な時の支配下にあります。
時は、秒、分、時、年と
区切られており、
何百万年も続いていきますが、
これも主ヴィシュヌの別の姿です。
あなたは嬉戯をするために
時を支配するとともに、
すべての幸運の宝庫です。
どうかあなたに
身を委ねさせてください。
この世界では、誰も、
生老病死のからは自由ではありません。
たとえ、
別の惑星に逃げたとしても
無理です(自由にはなりません)。
主よ。
しかし、今
あなたは現れてくださったので、
死はあなたを恐れて逃げ出し、
あなたの蓮華の御足に保護を得た人は、
あなたの慈悲によって、
心安らかに眠りにつくことができます。
あなたは、
信者たちの恐れをすべて消し去ります。
だからどうか
あの恐ろしいカムサの手から、
私たちをお守りください。
あなたの至上主としてのヴィシュヌの姿は、
ヨーギーたちが瞑想している姿です。
どうかこの姿を
俗的な人の目に見えないようにしてください。」
…続きはまた明日。
(今日は10巻3章25-28節まででした)
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