第39話:残虐なカムサ王(4):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
カムサ王は続けていいます。
「ああ、妹よ、義弟よ。
私はなんと罪深い男か。
子供を食べる悪鬼(ラクシャサ)
のようだ。
私はあなたたちの子供を
たくさん殺してしまった。
私は、残酷無慈悲で、
親戚や友人たちを見捨ててしまった。それゆえに、私は、
ブラーフマナを殺した人のようだ。
私は、今世も来世も
どこに行くかわからない。
ああ、人間だけではなく、
運命でさえも嘘をつくことがある。
私は、
運命による天の声を信じたばっかりに
妹の息子たちを
たくさん殺してしまった。
偉大な魂たちよ。
あなたたちの息子たちは、
自分の不運を苦しんでいる。
すべての生命体は、
至上なる力の支配下にあり、
いつも一緒にいることはできない。
この世界では、
壺や人形、ほかの土製の品々は、
現れては、壊れ、
消えて土に還っていく。
同様に、
すべての束縛された生命体の身体は、
破壊される。
しかし、
土自身はいつも変わらないように、
魂は、変わることなく、破壊されない。」
…続きはまた明日。
(今日は10巻4章15-19節まででした)
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