第130話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(6):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
「愛しのバラデーヴァよ。
私たちの家族にとって最高の御方よ。
すぐにあなたの弟のクリシュナとともに、どうか帰って来て。
あなた達二人は、朝ご飯を食べたけれど、
今度はお昼ご飯を食べる時間です。
ヴラジャの王、ナンダマハラージャが、
食べるのを今かと待っています。
私の愛しの息子のバララーマよ。
ナンダがあなたを待っています。
だから、どうか私たちのところに戻って喜ばせてください。
あなた達も、
クリシュナと遊んでいる子供たちも
皆、今すぐ家に帰りなさい。」
母ヤショーダーは遠くから
クリシュナに呼びかけました。
「愛しの息子よ。
日中ずっと遊んでいるから、
あなたの体は泥と砂で汚れているわ。
だから戻って、沐浴して、きれいにしなさい。
今日の月はあなたが誕生した吉兆な星と結びついています。
だから、浄化して、
ブラーフマナたちに牛を寄付しなさい。」
…つづく
(10巻11章16-18節)
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