第143話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(19):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
「死の原因(ダイチャ)たちは非常に荒々しいものの、
この少年クリシュナを殺すことができなかった。
彼らは純粋無垢な少年を殺すために来るが、むしろすぐに、
まさに火に飛んで入る虫のように、
自身が間髪入れず殺されに来ているようなものであった。
ブラフマンの知識を充分に持つ人々の言葉は
決して真実にはならないことはない。
(すべて実現する)。
ガルガ・ムニの予言が何であれ、
私たちがまさに実際に
こと細かに経験していることは、
非常に驚くべきことである。」
牛飼いの男たちは、
このようにナンダ・マハラージャから聞き、
クリシュナとバララーマの遊戯を
超越的な深い喜びとともに楽しんで、
物質的な苦難を知覚すらできなくなりました。
このように、
ヴラジャブーミでクリシュナとバララーマは、
子供のような遊びに満ちた行動に興じ、
幼少期を過ごしました。
かくれんぼや
海に橋をかけるようなごっこ遊びや、
猿のようにあちらこちらを飛び回ったりして、
遊んだものでした。
…つづく
(10巻11章56-59節:11章おわり)
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