第187話:ブラフマーの祈り(10):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
「無限なる主よ。
聖なる献身者たちは、
あなたから離れることはすべて拒み、
あなたを自身の内側に探求します。
とりわけ、
そのロープが蛇であるという幻影を論破するまで、
識別力のある人物ならば
どうやって
目の前に横たわるものが実は物質自然のロープである
ということを賞賛できるというのでしょうか。
主よ。もし、あなたの蓮華の御足の慈悲のほんの僅かでさえもかけたいただけた者なら、あなたの人格の偉大さを理解できることでしょう。しかし、至上なる最高神を理解しようと熟考する者はあなたを知ることはできず、多くの年月の間、ヴェーダの学びを続けることでしょう。
愛しの主よ。ゆえに私は祈ります。この主ブラフマーとして寿命、または他の命のときでも、私がどこに誕生しようとも、どうか幸運を得てあなたの献身者の1人として数えていただけますように。私がどこにいようと、動物の類であれ、あなたの蓮華の御足への献身奉仕にどうか従事できますように。」
…つづく
(10巻14章28-30節)
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