第239話:カーリヤ蛇の歴史(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
怒ったタールクシャの息子(ガルーダ)は、
カーリヤの攻撃を撃退すべく
圧倒的な速さで動きました。
主マドゥスーダナの力強き恐ろしき乗り物(ガルーダ)は、
カドルの息子(カーリヤ)に
金の如く輝く左翼で攻撃しました。
ガルーダの翼に撃たれ、
カーリヤは完全に狼狽しました。
そしてカーリヤは
ヤムナー川に隣接する湖に
保護を求めました。
ガルーダは、この湖に入ることができませんでした。
そこに近づくことすら、
ガルーダにはできなかったのです。
その湖というのは、
かつてガルーダが魚を食べたいと思ったことのある場所でした。
魚は彼にとって日常食です。
その水で瞑想をしていた
聖者サウバリによって咎められたにも関わらず、
ガルーダは空腹を感じて
思い切ってそこで魚を獲ったのです。
…つづく
(10巻17章7-9節)
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