祝福されたブラーフマナの妻たち(3):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第298話
「主ラーマと主アチュタは
ここからさほど遠くないところに
牛を連れてきています。
彼らは空腹で
あなた方から何か食べ物が欲しい
と思っています。
つきましては、ブラーフマナの皆様よ、
宗教について最高に博学な方々よ、
もしあなた方が信念をお持ちでしたら、
お二人に何か食べ物を施してくださいませんか。
祭祀者の入門と動物を捧げる儀式の最中ではいらっしゃいますが、
最も純粋なブラーフマナの皆様よ、
捧げられた食べ物を汚すわけでもないですし、
少なくともサウトラーマニ以上のことはありません。
ブラーフマナたちは
人格を持った至上主からのこの嘆願を聞きましたが、
はじめはそれに注意を払おうとしませんでした。
彼らの中は実に些細な願い事で一杯で、
精巧な儀式の真っ只中にいたのです。
ヴェーダ文献に秀でているとはいうものの、
実際は彼らは初心者で無知でした。
…つづく
(10巻23章7-9節)
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