素晴らしいクリシュナ(8):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第345話
「それゆえに、ナンダ・マハーラージャよ、
この子はナーラーヤナと同じぐらい素晴らしい。
彼の超越的な質、富、名前、名声、影響力は、
まさしくナーラーヤナのようである。だから、
彼のすることに驚くべきではない」。
ナンダ・マハーラージャは続けて言いました。
「ガルガ・リシがこのように私に話し家に帰って行った後、
いつも問題から救ってくれるクリシュナは、
主ナーラーヤナの化身ではないか、
と私は考え始めた」。
...シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。
...ナンダ・マハーラージャが、
ガルガ・ムニから聞いた言葉を聞いて、
ヴリンダーヴァナの住民たちは、元気になりました。
彼らの悩みは消え去りました。
彼らは、ナンダと主クリシュナに
大きな敬意を払ったのでした。
インドラは、
自分の供犠が中止されたので怒り、
ゴークラに雷と強風とともに豪雨と雹を降らせました。
それで牛飼いの男たち、女性たち、動物たちは
皆、非常に苦しみました。
いつも憐れみ深い主クリシュナは、
ヴリンダーヴァナの住民たちが
クリシュナだけを頼っている状況を見て、
満面の微笑みを浮かべ、
片手でゴーヴァルダナの丘を持ち上げました。
それは、子供がキノコを持ち上げ遊んでいるか
のようでした。
クリシュナは、その丘を持ち上げて、牛飼いの人々、動物たちを救いました。
...ゴーヴィンダよ、
牛の主であり、インドラの誤ったプライドをズタズタにする人よ、
どうか私たちに喜んでください。
…つづく
(10巻26章22-25節:26章終わり)
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