幸福感や知識は人を束縛する
人生のカラクリとカルマを知り、愛に生きるお手伝いのラーデーラーデーです。
ジョーティッシュのセッションでは、お一人お一人の生まれ持ったカルマを一緒に見ていきます。
その時に、よく
「大変な時だからこそ、
本当の人生の目的や大切なこと
について、考えますね」
というお話になります。
教典「バガヴァッドギーター」にも、以下の様に、語られています。
「豪勇の士アルジュナよ。
物質自然から三つの性質、
徳性(サットワ)、
激性(ラジャス)、
無知性(タマス)が生まれ、
これらが、
これらが、
肉体に住む不変の魂を縛り付ける。
罪なき者よ。
この中で徳性(サットワ)は、
清らかで光輝き、
人を罪の反動から自由にする。
これは
幸福感と知識で
人を束縛する。」
(14章5-6節)
アーユルヴェーダなどを学ばれている方はご存知だと思いますが、
私たちの心や体はこのサットヴァ、ラジャス、タマスのエネルギーで結ばれて、動かされています。
一般的にサットヴァというのは、
幸福感であり、
アーユルヴェーダや様々な健康法は
このサットヴァを良い状態とします。
しかし、
驚きなのはこの節には
「幸福感と知識で人を束縛する。」
と
書かれていることです。
幸せすぎたり、
知識を持ちすぎると、
結局それに縛られ、
本当に大切なことや、
自分が大きな魂に仕える小さな魂であることを、
忘れてしまう。
では、
幸福も知識もないほうがいいのか、
という疑問が生じますが、
だからこそ
「本当に大切なものや本当の幸福感や知識」
を悟っている生きている師や人々に
会って習っていく、
保護を受けることが必要なのだ、
と
あらためて感じさせていただく節です。
ラーデーラーデー!
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