心を支配するとは?
人生のカラクリとカルマを知り、愛に生きるお手伝いラーデーラーデーです。
毎日色んな出来事があり、体が疲れたり、心が疲れたり。
でも、それに蓋をすることで、なかったものにしようとしても、確実にその経験は起こったものであり、残るものは残る。
インドの聖地のブリンダーヴァンでも、聖者だって風邪を引いたりしますし、時にはイライラしたように表面的に見える時があります。
では、本当に心を支配する、とはどういうことなのか?
「バガヴァッド・ギーター」から、この節をご紹介します。
「アルジュナ問う。
主よ、
三性質
(物質界に流れる私たちを支配する3つのエネルギー。徳性、激性、無知性)
を超越した人の特徴は何ですか?
彼はどんな振る舞いをするのですか?
また、どのようにして三性質を超越したのですか?」(14章21節)
そう、この疑問がクリアできれば、楽に生きられそうです。
そこで、至上主クリシュナは、この質問に答えます。
「至上者答える。
パーンドゥの息子(アルジュナのこと。質問した相手)よ、
徳性の光輝、
激性の執着、
また無知性の迷妄
が現れても嫌わず、
消えても追い求めない者。
これら物質自然の三性質の作用に
動揺することなく、
悩むことなく、
ただ物質自然の三性質のみ
が作用していると静観し、
超然として不偏中立を保つ者。
自己(魂)を覚り、
幸と不幸を区別せず、
土も石も黄金も同等に視て、
すべての事物に
好悪の感情を起こさず、
賞賛と非難、
名誉不名誉に心を動かさぬ者。
友と敵を同じように接し、
肉体を維持する以外の努力
を放棄する者。
以上のような人は、
物質自然の三性質を
超越したといえる。」
(14章22ー25節)
いかがでしょうか?
私も師匠からよく、
「ただマーヤー(物質エネルギー)が作用しているだけだから
通り過ぎるのを待ちなさい」
と言われます。
そうすることで、確かに以前よりも執着が減り、イライラが減ったように思います。
もしこのご紹介が、お役に立てば幸いです。
ラーデーラーデー
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